新潟市の中学生の習い事|部活の地域移行と費用

公開 2026年10月6日情報は2026年10月時点

新潟市の中学生の習い事は、2026年度から大きく形が変わりました。2026年4月から、新潟市の中学校では休日の部活動が行われていません。平日も、市立中学校57校のうち32校が部活動を続けない方針です。

代わりに中心になったのが、市の団体リストに載った「地域クラブ」です。部活動の代わりに入る場所であり、会費を払って通う点では習い事に近い存在です。この記事では、地域クラブの仕組み、会費の目安、市の補助、クラブの探し方、2027年度から始まる認定制度までを、新潟市・新潟県・国の公式資料で整理します。

この記事の目次
  1. 新潟市の中学生の習い事は、2026年4月から地域クラブが中心に
  2. 中学生の習い事になる「新潟市の地域クラブ」とは
  3. 中学生の地域クラブの会費は、月3,000円前後が真ん中
  4. 新潟市が中学生の地域クラブに出している補助
  5. 中学生の習い事として地域クラブを探す方法
  6. 2027年度から始まる「認定地域クラブ」と中学生の習い事選び
  7. 新潟市の中学生の習い事を選ぶときの確認リスト
  8. 新潟市 習い事 中学生のよくある質問

新潟市の中学生の習い事は、2026年4月から地域クラブが中心に

中学校の部活動を地域のクラブに移す動きは、全国で進んでいます。国は令和7年12月に新しいガイドラインを出し、令和8〜13年度の6年間を「改革実行期間」として、休日の部活動はこの期間のうちに原則すべて地域に移すことを目指しています。

新潟市は、国の予定より早く進めています。市の推進方針(令和6年11月)では「令和8年度以降、休日の部活動は実施せず」としており、平日の部活動は学校ごとに判断し、行う場合も原則16時45分までとしています。

令和8年度の市立中学校学校数
平日の部活動を続ける25校
平日の部活動を続けない(3年生の引退で廃止する学校を含む)32校
合計57校

表:新潟市立中学校の部活動の継続(市のリーフレットのQ&Aより)。続けない学校のうち約10校は、週2回程度、生徒会が中心のレクリエーション的な活動を予定

新潟県全体では、県内の地域クラブは638クラブ(スポーツ533・文化芸術105)、登録した中学生は11,763人で、県内の中学生の23.6%です(令和7年9月時点、県の実施報告書)。

ポイントはここです。新潟市の中学生にとって、放課後や休日にスポーツや文化活動を続けるには、地域クラブか民間の習い事を自分で選ぶ必要がある、ということです。小学生のうちから、どのクラブに進めるかを調べておくと慌てずに済みます。

中学生の習い事になる「新潟市の地域クラブ」とは

新潟市の地域クラブの正式な名前は「新潟市中学生のための地域クラブ活動」です。市が決めた基準を満たしたクラブが「団体リスト」に載り、中学生はその中から選んで入ります。団体リストには約450団体が載っています(令和8年9月24日時点)。

部活動に無かった種目があるのも特徴です。少林寺拳法、ラグビー、ボクシング、バトントワリング、健康麻雀、万代太鼓などのクラブも載っています。

団体リストに載るための主な基準中身(令和8年4月1日改正)
休養日週2日以上
活動時間平日は1日2時間程度まで、休日は1日3時間程度まで、週11時間程度まで
参加費可能な限り低い額にする
指導者役員と指導者の全員が、市のオンデマンド研修を受ける
保険加入している
運営営利を主な目的にしない

表:新潟市の地域クラブの団体リストに載るための基準(市の「団体リスト」掲載基準より)

一般的な民間の習い事と比べると、活動時間に上限があり、営利を目的にしない点が違います。勝ち負けよりも続けやすさを重く見た基準になっていて、運動部の強豪のように週6日練習する形は、地域クラブでは基本的にとれません。

中学生の地域クラブの会費は、月3,000円前後が真ん中

新潟市の地域クラブの会費は、自己負担が基本です。市の推進方針には「活動場所への移動や、会費などについては、自己負担を基本とし」とあります。市が公式に示している会費の目安額はありません。

そこで、市が区ごとに出している地域クラブの一覧(令和8年9月2日時点、8区で延べ535件)から、会費が「月○円」と書かれている384件を数えました。真ん中の値(中央値)は月3,000円でした。

1,000円以下36件
1,001〜2,000円89件
2,001〜3,000円93件
3,001〜5,000円86件
5,001〜10,000円77件
10,000円超3件

図:新潟市の地域クラブの月額会費の分布(市の区ごとの一覧から、月額で書かれた384件を当サイトで集計。年額・1回ごと・幅のある書き方は除外。複数の区に載っているクラブは重ねて数えている)

種目による違いも大きく、吹奏楽は月4,000〜5,000円、剣道は月1,000〜5,000円、空手(新極真会)は月6,050円などでした。

公立中学生の習い事などの費用(全国平均・年額)金額
スポーツ・レクリエーション活動33,990円(月にすると約2,830円)
芸術文化活動24,077円
教養・その他19,205円
塾などの補助学習費271,574円

表:文部科学省「子供の学習費調査」令和5年度の公立中学校の学校外活動費(令和8年1月16日の差し替え後の数字)

全国平均のスポーツの習い事は月にすると約2,830円で、新潟市の地域クラブの真ん中の値とほぼ同じ水準です。このほかに、クラブによっては保険料、ユニフォームや道具の費用、大会の参加費、会場までの交通費がかかります。

新潟市が中学生の地域クラブに出している補助

新潟市は、家庭ではなくクラブに補助を出すことで、会費を抑える形をとっています。家庭が直接受け取れる参加費の補助は、新潟市では見つかりませんでした。家庭の費用の支援については新潟市の習い事の助成金にまとめています。

市からクラブへの補助(令和8年度)中身
指導者の謝金2分の1。指導者1人につき1日1,000円まで
謝金と研修費の上限年50日以内は10万円、51〜100日は20万円、101日以上は30万円(指導者1人の団体は半額)
研修の受講料2分の1。1団体5,000円まで
消耗品費(新設)2分の1。1団体10万円まで
公共施設の使用料スポーツ施設は半額。中学校が使えない場合は残りも補助(令和9年3月31日まで)
中学校の施設「ジュニア専用枠」で、平日17〜19時・休日9〜19時にリストのクラブが優先して使える

表:新潟市の地域クラブへの補助と支援(市の補助金ページ・交付要綱・施設使用料のページより)

令和8年度は申請が多く、補助金の予算が9月に上限に達しました。市は9月議会に補正予算案を出し、受付を再開しています。補助の上限は令和7年度の50万円から30万円に下がっており、クラブによっては会費の見直しがあるかもしれません。入る前に、今年度と来年度の会費を確かめておくと安心です。

全国大会など、県大会より上の大会に出る中学生には、市からの激励金もあります。

中学生の習い事として地域クラブを探す方法

新潟市の地域クラブは、市のページと、市が案内している検索サイトの2つで探せます。

  1. 検索サイトで種目と地域から探す市が案内している地域クラブの検索サイトで、種目や区を指定して探せる
  2. 市の区ごとの一覧で会費を比べる区ごとのPDFに、活動場所・曜日・会費が並んでいる
  3. 体験会や見学に行くクラブごとに受け付けている。日程は各クラブに確かめる
  4. 入会して保険に入るクラブが加入する場合と、自分で加入する場合がある
図:新潟市で中学生が地域クラブに入るまでの流れ
探す場所分かること
地域クラブの検索サイト(市が案内している外部サイト)種目・地域で検索できる(市が外部サイトとして案内)
新潟市「地域クラブ 各区一覧」区ごとの活動場所・曜日・会費
新潟市「地域クラブ活動団体リスト」リストに載っている団体と、掲載の基準

表:新潟市の中学生の地域クラブを探すときの公式の入口

地域クラブ以外にも、民間のスクールや市の体育館の教室に通う形もあります。市の施設の教室には中学生が入れるものもあり、テニスやソフトテニスの教室が開かれています(新潟市の子どもスポーツ教室)。市の体育館の個人利用は、中学生は1回130円です。

2027年度から始まる「認定地域クラブ」と中学生の習い事選び

国の新しいガイドラインを受けて、新潟市は「認定地域クラブ」の制度を作ります。いまの団体リストに加えて、さらに条件を満たしたクラブを市が認定する仕組みです。

時期できごと
令和8年12月認定の申請の受付が始まる
令和9年1月末令和9年4月から認定クラブとして活動したい場合の申請の締め切り
令和9年3月認定の結果を通知
令和9年4月認定地域クラブとしての活動が始まる
令和10年度末(見込み)認定を受けないクラブへの補助金が段階的に縮小して終わる

表:新潟市の認定地域クラブの予定(市の認定制度の説明会資料、令和8年10月2日版より)

認定の主な条件は、市内の中学生が5人以上いること、登録した指導者が2人以上いること、選抜をしないこと、などです。認定を受けないクラブは、市の補助金が令和10年度末まで(見込み)で段階的に減り、公共施設の使用料の減額も続きません。

中学生の習い事として地域クラブを選ぶなら、今後は「団体リストに載っているか」に加えて、「認定を受けているか、受ける予定か」を確かめるのが目安になります。補助が減ると会費が上がる可能性があるためです。

新潟市の中学生の習い事を選ぶときの確認リスト

新潟市で中学生の習い事やクラブを選ぶときに、入る前に確かめておきたいことを並べました。

  • 進学する中学校で、平日の部活動が続くかどうか(市立57校のうち25校が継続)
  • 入りたい種目の地域クラブが、通える範囲にあるか(検索サイトと区ごとの一覧で確かめる)
  • 月の会費と、保険料・道具・大会費・交通費などの会費以外の費用
  • クラブが団体リストに載っているか、2027年度からの認定を受ける予定か
  • 活動の曜日と時間が、塾や民間の習い事とぶつからないか(平日は1日2時間程度まで)
  • 活動場所までの送り迎えを、家族で続けられるか

地域クラブは学校の外の活動なので、活動場所までの移動は家庭の負担です。送り迎えの段取りは新潟市で送迎ありの習い事と送迎の頼み方で整理しています。

問い合わせ先は、新潟市教育委員会 学校支援課 地域クラブ活動推進室(025-226-3221、ngt-chiikiiko@city.niigata.lg.jp)です。

新潟市 習い事 中学生のよくある質問

新潟市の中学校の部活動はなくなるのですか?

2026年4月から、休日の部活動は行われていません。平日の部活動は学校ごとに判断していて、令和8年度は市立57校のうち25校が続け、32校が続けない方針です。

地域クラブの会費はいくらくらいですか?

市の区ごとの一覧で月額が書かれた384件を数えたところ、真ん中の値は月3,000円でした。月1,000円以下から1万円を超えるものまで幅があります。会費は自己負担が基本です。

地域クラブの会費に補助はありますか?

新潟市では、家庭への参加費の補助は見つかりませんでした。市はクラブに指導者謝金などを補助して会費を抑える形をとっています。上越市・三条市など、県内には家庭に補助する市もあります。

地域クラブはどこで探せますか?

市が案内している地域クラブの検索サイトで種目や地域から探せます。会費や曜日は、市の「地域クラブ 各区一覧」のPDFで比べられます。

新潟市 習い事 中学生の出典

この記事は次の公式情報をもとに書いています。制度や料金は変わることがあるので、申し込む前に公式のページで最新の内容を確かめてください。

文:新潟ならいごと 編集部(合同会社商陣)

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